軟水が子供にやさしい水である理由
水には”硬度”と呼ばれるものがあり、それは軟水と硬水に分けることができます。
水の硬度とは
水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を示した数値のこと
■WHO基準の場合
- 軟水 ⇒ 120mg/L以下
- 硬水 ⇒ 120mg/L以上
硬水の方がミネラル分を豊富に含んでいますがクセがあり日本人には飲み難い水です。
これに対し軟水はミネラルの含有量が低いため味にクセがなく日本人でも飲み易い水となります。
このことからも子供にやさしい水は軟水であると言えます。
ちなみに硬水は大人の便秘対策に大変有効な水となります。
またミネラル豊富なのでミネラル補給と水分補給が同時にできるので、味や飲み応えが苦手でなければ大人には硬水もオススメです。
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硬水と軟水の特徴
水の硬水と軟水の特徴をもう少し詳しく見てみましょう。
水の分類
軟水 ⇒ 0~60mg/L未満
中軟水 ⇒ 60~120mg/L未満
硬水 ⇒ 120~180mg/L未満
超硬水 ⇒ 180mg/L以上
※WHO基準の場合
軟水の特徴
- カルシウム、マグネシウムの含有量が少ない
- ミネラル分の含有量が少ない分、味にクセがなく誰でも抵抗なく口にできる
- 調理に使用しても素材の味を損なわず美味しく仕上がるのでオススメ
- コーヒーやお茶、紅茶などの抽出食品にもオススメ
- マグネシウムの含有量が少ないことからミルク作りにもオススメ
硬水の特徴
- カルシウム、マグネシウムの含有量が多い
- 他にも様々なミネラル分を豊富に含む
- 手軽なミネラル補給が可能となる
- マグネシウムの含有量が多いため味にクセがある
- マグネシウムの過剰摂取により胃腸障害の原因となる可能性がある
- 石鹸に含まれる脂肪酸とマグネシウムの結合により泡立ちが悪くなる
- 便秘解消に効くミネラルを豊富に含むため大人の便秘解消に役立つ
- 調理で使うならパスタを茹でたり、お肉を煮込む時に使うのがオススメ
軟水と硬水とでそれぞれこのような特徴があります。
こうしてみても硬水はミネラル分が豊富なのでまだ体が未熟な子供に直接与えるのは控えた方がいいでしょう。
それに硬水は大人でも体質に合わないと下痢になるので、子供なら尚更そのまま飲ませる水としてはオススメできません。