子供の便秘に関する知識
子供の便秘の特徴
ここではまず、子供の便秘の特徴的な部分をみていきたいと思います。
赤ちゃん、幼児期を経て、幼稚園児や小学生となると、より自我が芽生えてくる時期となります。
また、幼稚園や小学校に通い始める、すなわち集団の中での生活をおくるようになります。
それに、食事の内容もだいぶ大人に近いものになってきます。
ということは、子供の便秘はだんだん大人と同じような原因で起こるようにもなってくるのです。
一方、大人に比べて体の抵抗力などもまだ低いですし、心も繊細です。
すなわち、精神的にも肉体的にもまだまだ未成熟でありながら、大きな環境の変化が次々と訪れる時期だと言えます。
そんな中でも、子供たちはどんどんたくましさも増していきます。目をみはるような成長ぶりに感動をおぼえる場面もより多くなるでしょう。
しかし、このようにとても変化の大きい時期であることを、親はしっかり認識しておくことが大事です。
特に、集団生活の中では「トイレに行く事が恥ずかしい」という意識が芽生えてきてしまったりしますし、それで我慢することが原因になって便秘になってしまっても、親にもなかなか言えないといった状況を生んでしまったりもします。
子供の便秘解消や予防には、そういった事にならないための日頃からのコミュニケーションも大事ですし、毎日朝の排便が習慣になるように、生活を整えてあげることなども重要になりますね。
浣腸や薬について
子供の便秘がなかなか改善しないと、浣腸や薬を使用して排便を促してあげることを考えることがあると思います。
その時、安易に市販品の物を選んで使用することは避けるようにしたほうがよいでしょう。
子供の便秘に対して、浣腸や薬というものは症状に合わせて使うべきものです。「CMしているから」などといったことで簡単に選んでしまうようなことはしないようにしましょう。
必要を感じた時には、早めに医師に相談し、医師の診断のもとで浣腸や薬が処方された場合はそれらを使うようにしましょう。
便秘の薬といっても、腸の動きを良くする薬があったり、腸内での発酵を促す薬があったりと様々な種類があり、症状によって必要なものを適切に処方してもらったほうが良いのです。
また、簡単に薬に頼ってしまうと、それに依存してしまうようになる危険性も出てきます。
大人でも、薬を服用するといったん改善するが、切れるとまた戻ってしまうという事で、飲み続けてしまう方もいらっしゃいます。
そういった事は避けたいですよね。まだ体が未成熟な子供はなおさらです。
当たり前のように聞こえると思いますが、便秘でも風邪でも何か体の不調が出たらすぐに薬を飲む、という方は少なからずいらっしゃいますし、やはり手っ取り早く症状を抑えることができる(根本的な改善にはならない場合も多い)イメージが強いため、注意が必要です。
子供の便秘における浣腸や薬の取扱いは、是非慎重になっていただきたいと思います。
子供が便秘で熱を!?
子供が便秘になると、熱を出すというケースが割と多いようです。
そして、便秘が治るとケロッと熱も下がった、という体験をされている方も多いようですね。
子供が便秘が原因で熱を出す、と言えるようなことは実際にあるようですが、なんとも一概には言いにくい事です。
他の病気の症状として、発熱と便秘が起こる場合もあるでしょうし、ケースは様々でしょう。
ただ、便秘と発熱が同時に起こることが多いというのは理にかなっている可能性が高いと言えます。
東洋医学などの考え方で、発熱も排便も体が悪いものを体外に出そうとする行為である、というものがあります。
例えば風邪や便秘などで、熱が出るとそれを辛い「症状」ととってしまいがちです。
ですからすぐに頭を冷やしたり、薬を飲んだりして熱を下げようとします。
体がウィルスなどと戦うために熱を出しているのに、わざわざそれを抑えようとしている場合が多いのです。
おそらく、ハッとされる方も多いのではないでしょうか。
便秘に関しても、必要ないものを溜めこんでいるわけですから、体はなんとかそれを排出しようとします。そういう時に熱エネルギーを出すのは体が戦ってくれているから、という風に考えることができます。
もちろん他の原因の場合もあるでしょうから簡単には判断してはいけませんが、人間の体というものはうまく出来ているということを、もっと知っておく必要があると思います。
便秘が原因で熱が出る、というより、もっと根本的なことに目を向けることが大切だと思うのです。
元々、子供は大人に比べて熱を出しやすいとも言われます。ウィルスなどと戦って免疫力を高めていくために、積極的に体がそういう営みをしていると考えると自然な気がしませんか?
子供が便秘で熱を出したということ一つとっても、こういったことをふまえて適切に判断してあげることが大事だと考えます。
医師にかかる場合その選び方も重要です。発熱に対してすぐ解熱の薬を処方するのが、はたして正しいと言えるのかどうか。
ただしこれには現実、難しい問題が色々と絡むでしょう。
でも考えてあげられるのは親だけです。根拠のない既成概念だけにとらわれず、しっかりとした知識を身につける努力を最大限していくべきではないでしょうか。
